【アセットアロケーション】について

【アセットアロケーション】について
~投資を始める上での基礎~

え?なにそれ?と思った方。
おめでとうございます。今日から自分を見つめなおす良いチャンス!

最近、友達から
「お金の話面白いから更新してー」と言って頂く事が増えました。
モチベにつながりますねー。

さてさて、アセットアロケーションですが、

「自分ってどんな人?」の、「資産バージョン」ですね。

なので、
「今の自分(の資産)ってどんな状況?」= 「アセットアロケーション」と考えると分かりやすいかも。
そこから、 
「これからの自分(の資産)ってどうなりたいのだろう?」を紐解くチャンスにもなるので、
お時間ある方は、長文ですがお付き合いください。

この辺、恐らくFP(ファイナンシャルプランナー)を持ってる人がアドバイスしてくれるのだが、
理解しておかないといけないのが、
・FP持ってる保険マンは、出口で保険を進めてくる
・FP持ってる証券マンは、出口で証券を進めてくる
・FP持ってる住宅販売マンは、家を進めてくる。

当たり前なんだけど、仕事でやってるのだから、自分の商品を進めてくる。
一番良くないのは、進めてくる人ではなくて、良くわからないのに、なんとかく説得されてしまう人。

結構いるよね。
仕方がない、なぜなら、判断出来るだけの知識や軸が足りなかったんだから。

普通に考えて、車買いに行ったときに、車の良いとこ説明してくれても、
「いやー、電車の方が安全性が高いですよ、とか、健康には歩いた方が良いと思いますよ。」とか言ってくる人いないでしょw、
なので、言わない人が悪いのではなく、知らない人が悪いんだよね。
(もちろん、車の話であれば、車の中でも、どの車種が良いとか悪いとかは教えてくれると思うけど。)

営業マンの言いなりになってはダメってこと。
進めてくる商品が、適正な価格や、自分のアセットアロケーションの比率に合ってるのか?などを自分自身が判断する基準を持たないと、結果、損することになる。

大切なのは、何かを判断するときに、自分軸を持つことなんだけど、
そんなものはいきなり「どかーーん」と軸が出来るわけではないから、
一方的な話だけではなくて、
「こっちも知っておいた方が良いよー」と教えてくれる人が傍にいるのは大切。

その上で、ちょっとずつ、自分軸を作っていけば良いんだから。

本題、
アセット(資産)を、どのようにアロケーション(分配)していくのが良いか?

それには、もちろん、収入があって、支出があって、残りをどうするか?を前提に考えていくので、
前回、記載した、支出のコントロール(MFで管理)は最重要。

それとは別軸で、そもそも、どんなものにアロケーション(分配)していくのが良いのか?
長所と短所を把握した上、自分なりの円グラフを作っていく。

まずは、種類の把握
①現預金
②株式
③債券
④年金(確定拠出年金)
⑤不動産
⑥コモディティー(金など)
⑦その他:(保険、FX、仮想通貨、国民年金・・・・・・)

一長一短あるので、これらを把握し、良し悪しを考える。(良し悪しの解説は今度)
余談だが、現預金も投資といえば投資なので、自分の資産を何に投資してるのか?は、現預金であっても自分の意思で決めましょう。

現預金を投資と考える理由は、
結構、理解していない人多いと思うので、難しい用語は抜きにして、
国(偉い人)は、「物価は年2%あげてくぞー。」という指針を出している。

「へー、そうなんだー、なんか、上がるから良いねー。」という考えは危ない。

イラっとする書き方に直すと
「今年、100万円で買えたものは、来年102万円にしましょう。」という感じなので、
預貯金に直すと
「今年、100万円預けていたお金の価値は、来年は102万円と同等の価値になる」
ということになる。

分かりやすく言うと、
「物価があがるということは、預金の価値は下がるということだ」
(預けてたお金で今年は買えても、来年は買えない(お金が足りない)んだから)

なので、みんなが耳にしたことのあるであろう
「昔の100万円は、今の価値に直すと、とんでもなくすげーんだぞ」という話

今は便利なサイトもあるので、50年にジャンプして計算すると、こんな感じ。

CPI:1969年(S44)の10,000円は、2019年(R1)の34,276円にあたります(3.43倍)
※CPI:消費者物価指数 

大事なのは、1万円は1万円なので、100年預けてても、1万円(もちろん、金利はつくけど今は超低金利)です。
実質、インフレになると、1万円の価値は年々下がってる(今年1万円で買えたものが、来年だと1万200円払わないと買えない)ということになるので、
元本が保証されているからといって、マイナスになっていない、という事はないんだなー、という事は覚えておいて損がない。

消費者物価指数で注意しなければいけないのは、あくまで、この数値は「物価の平均値」であって、
「消費者」は個々に感覚が違うってこと。

例えでいうと、
例えば、めちゃくちゃ「豚肉」が好きな人と、「牛肉」が好きな人がいたとして、
もし、豚肉の価格が「5%」上昇したら、豚肉好きの人にとっては大打撃だけど、牛肉好きの人は牛肉の価格があがらなければ、
影響はない。
なので、自分が生活するうえで、良く買うものや、良く使うもの、良く行くところの物価がどれくらいあがってるのか?
の感じ方は人それぞれ違うってこと。

余談が長くなりましたが、
「お金自体は減ってなくても、お金の価値が下がってれば、実質、お金が減ってるのと変わらない」ということ。

本題に戻すと、預貯金も含めて投資と考え。

○株式 → リスクもあるけど、リターンも大きい
○債券 → リスクは低いけど、リターンも低い
○現金 → 元本割れしないけど、インフレ&低金利だと、実質価値は下がっていく。
○コモディティ → 実物資産だからインフレに強い、が、価格変動が読みにくく、為替リスクもある。

などなどなどなど、さらっと書いても一長一短があるので、この辺を含め、アセット(資産)は、分散しておいたほうが、
何かあったときに、「いきなりぴーーーーんち」という風にならない。

そのためにも、自分にあった、アロケーション(配分)をイメージしておく。

ちなみに、良く言われる「100マイナス年齢方式」のアセットアロケーションだと。
例えば、40歳の場合
「100 – 40 = 60」 なので、「60%株式」となる。
※あくまで目安だけど、ないよりはよいよね。

次に判断すべき軸は、自分の年齢(状況)
本当は状況なんだけど、それは個々に違うんだけど、それを言い始めたら話が進まないので、
年齢で考えると分かりやすい。

そもそも、投資に回すというのは、ある種、攻めの姿勢。
逆に言うと、攻めて敗れても、再戦できるか?というところが重要になる。

そうすると、年齢だけでみると、若いうちは攻めて、敗れても、再戦しやすい(稼ぐ力を伸ばしやすい)ので、
積極的に投資に回した方が良いよね、となると、株式とかへの投資比率があがる。

逆に、70才、80才になると、稼ぐ力が弱まる中、大切なのは、守る力になるので、現預金とか債券とかが増える。

その中で、結婚したり、子供が出来たり、色々とステージが変わるし、
自分の中での得意、不得意、好き、嫌い、もあるので、この辺は個別にカスタマイズして、
自分なりのアセットアロケーションをざっくり作ると良いですよね。

ちなみに、私は振り返ってみると、
39歳までは「現金21% 株式債券79%」で組んでました。
※不動産、年金、保険、は除いてます。

この投稿が何かの参考になれば嬉しいです。
今後も「こういう事が知りたい、聞きたい」ということがあれば、是非、コメントに残すか、メッセくださいな。

■アセット・アロケーションの意味と役割
https://japan.pimco.com/ja-jp/marketintelligence/asset-allocation/what-is-asset-allocation-and-why-does-it-matter

■年代別アセットアロケーション
https://xn--n9jod1rlhqc5k095ujheko5bxqgka686p6lt3k6cudj576b1dkqa.com/shisanunyo/anzenshisan.html

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